自社開発の企業と受託開発の企業の違い

IT企業は、自社開発の企業と受託開発の企業の大きく2種類に分けられます。
まず自社開発の企業は、文字通り自社で商品やサービスを開発する企業のことです。
自社が良いと思ったものを製品化できたり、スケジュールを調整しやすかったりすることがメリットといえます。
当然ながら自社開発でも社内のスケジュールに従って進めていく必要はありますが、他社の決めた納期がないため、融通が効きやすいのが魅力です。
それに加えて、何よりも製品の企画からどっぷり関われることは、やはりIT業界を希望するなら一番の魅力ではないでしょうか。
しかし、自社開発の企業には大きなデメリットもあり、それは苦労して開発した製品が必ずしも売れるとは限らないことです。
実際IT業界ののスタートアップ企業のほとんどは、利益を出すことができず消えていってしまうのが現状といえます。

一方、受託開発の企業は、クライアントの注文を受けてその指示通りにサービスを開発する企業のことです。
クライアントから注文を受けて開発を行うため、厳格な納期があります。
それがデメリットになることもありますが、それ以上にさまざまなスキルを身につけることができるのが魅力です。
また、発注するクライアントは1社ではありません。
クライアントが違えば使用する言語も技術も違うため、案件をこなすごとに経験値が大きくアップします。
大変な面もありますが、自分のスキルを磨きたい人にとっては魅力ある職場でしょう。